エンドポイントシステム管理には、ハードウェアとソフトウェアの資産管理からパッチの適用、ソフトウェアの配布、OSの導入、エンドユーザサポートなどさまざまな管理業務があります。Quest KACEシリーズのシステム管理アプライアンスは、このようなニーズにお応えする低コストで使いやすいソリューションです。
Quest KACEとは?
2003年に独立したベンダーとしてビジネスを開始し、2010年にDellにより買収され、日本市場では2011年11月より販売を開始しています。現在は2016年11月にDellより独立したクエスト・ソフトウェアが販売し、全世界で1万数千社のお客様にご利用いただいております。
インベントリ管理・資産管理・ソフトウェア配布・パッチ管理などの機能を提供するSystem Management Appliance(SMA)とOSのイメージ展開を自動化するSystem Deployment Appliance(SDA)の2種類のソリューションを提供しています。
Quest KACEが選ばれる理由
PCのシステム管理に重要なことは何でしょうか?必要な機能の議論をする前に見落としがちの重要な要素があります。
システム管理はそれ自体で利益を生む作業ではなく、ビジネスを遂行するインフラを維持するための作業です。このような作業にとって重要な要素の一つは導入時だけではなく、日常の運用の中でいかに低コストで運用が可能か、ということです。多機能のソリューションを運用するために大きな運用コストがかかってしまうことは避けなければなりません。
使用しない機能、あるいは複雑な運用を必要とする機能を持つソリューションを採用し、それらの維持のために大きな運用コストを費やしたり、結果的に使用されていない例は枚挙に暇がありません。KACEは、これらの既存ソリューションの課題を踏まえて、お客様が最小限のコストでご利用いただけるソリューションを追求し続けています。
KACEがそのために大切にしていることは以下の3つです。
- 機能のスィートスポットを追求します。
全てのお客様にとって共通に必要とKACEが考える機能をご提供いたします。全てのお客様にとってメリットを提供できない複雑な機能を製品に盛り込むことはありません。 - 購入および運用コストを最小化するために、アプライアンス形式でご提供いたします。
OS, ミドルウェア, KACEアプリケーション全てを予め構成された形でお客様にご提供し、最小限の設定のみ実施すれば使用することができます。 - 修正プログラムの適用やアップグレードなど、最小限の運用コストで実施可能な仕組みを提供します。
KACEではOS, ミドルウェア, KACEアプリケーションのどのコンポーネントの修正プログラムであっても全て単一の方法(管理コンソール上の簡易な操作)で適用可能です。アプライアンスでないソリューションの場合、OS, ミドルウェア、アプリケーションごとに更新作業が別々の方法とタイミングで必要となり、運用コストが増大します。
KACEは2003年創業と、この分野では最後発のソリューションですが、全世界で1万数千社のお客様にご利用いただいている理由は、KACEのご提供するこれらの価値が広くお客様に認められた結果と考えております。