権限、グループ、資産を詳細に可視化
Enterprise Reporter for Active Directoryは、Active Directory(AD)のユーザアカウント、グループ、ロール、組織単位、権限に加え、Azure ADのユーザ、グループ、ロール、アプリケーション・サービス・プリンシパルを詳細に可視化します。この情報を利用して、セキュリティ評価や設定の変更履歴の確認、移行前/移行後の分析などを実行することにより、組織のITインフラストラクチャ全体について、正確な情報に基づく戦略的なプランニングや、プロアクティブな管理が行えるようになります。
また、Enterprise Reporter Suiteを使用すれば、ADおよびAzure ADにとどまらず、その他のオンプレミス環境やOffice 365ワークロードも可視化できます。
Active DirectoryドメインとAzure ADテナントに含まれる重要なIT資産の設定を可視化できます。包括的な各種のレポートによって、セキュリティと、社内ポリシーや外部規制へのコンプライアンスを確保するために必要な情報が提供されます。
分散したITデータを多数のシステムおよびデバイスからインタラクティブな検索エンジンに関連付け、迅速なセキュリティ・インシデント・レスポンスとフォレンジック分析を実現します。充実した可視化機能とイベントタイムラインで、ユーザの資格とアクティビティ、イベントの傾向、疑わしいパターンなども分析できます。
ユーザおよびグループの依存関係、それらに一致する競合、使用されていないアカウントなどを、移行処理の開始前に正確に特定することにより、ドメインの移行や統合のプロジェクトをスムーズに実施できるよう計画できます。
Active Directoryドメインに対するアクセス権と組織単位(OU)、ユーザ、グループ、コンピュータに加え、Azure ADのユーザ、グループ、ロール、アプリケーション、権限に関するレポートを作成して、Active DirectoryおよびAzure ADでの権限委任を適切に管理できます。
Active Directoryのユーザ、グループ、組織単位、および権限に関する設定情報の履歴を取得し、詳細な変更履歴レポートを表示できます。履歴分析やコンプライアンスレポートのための詳細な情報を得られます。
あらゆる規模の、地理的にも分散したActive Directory環境に対応できる拡張が可能です。収集のスケジュールをオフピーク時に設定し、データ収集がネットワークおよびサーバのパフォーマンスに及ぼす影響を最小限に抑えます。さらに、分散型の収集アーキテクチャを利用することで、負荷を分散します。
レポート作成の自動化と柔軟なレポート配信スケジュールによって、関係者は必要なときに必要なレポートが得られるようになります。
監査担当者、ヘルプデスクのスタッフ、IT管理者などの関係者が必要とするレポートを過不足なく取得できるようにすることで、部門や業務の職務範囲を順守できます。
効果的なデータ分析を実行し、事前に定義されたレポートを使用して、あるいは新規レポートを作成して、組織固有の情報ニーズを満たします。高度なフィルタリング機能を使用してカスタマイズできるうえ、各種のフォーマット(PDF、HTML、MHT、RTF、XLS、XLSX、CSV、テキスト、画像など)でエクスポートすることもできます。
ディスク容量の要件は、インストールするEnterprise Reporterのコンポーネントごとに異なります。
大規模環境では100 GB以上
Enterprise Reporterのデータベースは、レポート作成用に収集したすべてのデータが格納される場所です。そのため、必要な総ハードディスク容量は、収集されるデータの量に依存します。必要容量の予測には、Enterprise Reporterに付属のDatabase Size Estimatorツールが役立ちます。
データベーステーブルへのデータの挿入や、レポート作成のためのデータのクエリをサポートするには、SQL Serverのパフォーマンスが必要です。データ収集とレポート作成のパフォーマンスを向上させるには、SQL Serverのメモリとプロセッサーの増強を検討します。
大規模環境では、さらに多くのメモリ、プロセッサー、ハードディスク容量が必要になる可能性があります。これらの必要量には、多くの要因が影響します。詳細については、リリースノートを参照してください。
Enterprise Reporterコンポーネントでは、次のオペレーティングシステムがサポートされています。
注意: サーバやコンソールをドメインコントローラーにインストールすることは推奨しません。
Active Directoryの検出ターゲットとして、次のActive Rolesバージョンがサポートされています。ご使用のActive Rolesバージョンのハードウェア要件およびソフトウェア要件については、Active RolesのWebサイトを参照してください。
Enterprise Reporterは、次のIT Security Searchバージョンに検出情報を送信するように設定できます。ご使用のIT Security Searchバージョンのハードウェア要件およびソフトウェア要件については、IT Security SearchのWebサイトを参照してください。
Enterprise Reporterデータベースでは、次のSQL Server®バージョンがサポートされています。ご使用のSQL Server®バージョンのハードウェア要件およびソフトウェア要件については、Microsoft®のWebサイトを参照してください。
証明書によるSQL Server接続のSSL暗号化
Enterprise Reporterは、SQL Server®インスタンスと連動するように設定できます。Enterprise Reporterと連動しているときの通信の安全性を確保するため、SQL Serverへの接続を介して送信されるデータを、SSL証明書を使用して暗号化することができます。
この暗号化を設定するために必要な手順は、以下の通りです。
Enterprise Reporterでは次のソフトウェアが必要です。
Active Rolesの情報を収集するには、Enterprise Reporter Configuration ManagerがインストールされているコンピュータおよびEnterprise Reporterノードがインストールされているコンピュータに以下のソフトウェアが必要です。
詳細およびインストールの手順については、『Active Roles Quick Start Guide(Active Rolesクイック・スタート・ガイド)』を参照してください。さらに、以下の点を考慮することも必要です。
Exchange® 2007の情報を収集する場合は、さらに以下の点を考慮することも必要です。
Exchangeメールボックスのフォルダを収集する場合は、さらに以下の点を考慮することも必要です。
New- ManagementRoleAssignment–
Name: impersonationAssignmentAdministrator-
Role: ApplicationImpersonation –User:Administrator
OneDriveの情報を収集する場合は、さらに以下のソフトウェアが必要です。
注意: OneDriveの構成設定を収集するノードマシンには、PowerShell 3.0およびMicrosoft SharePoint Online Management Shellが必要です。
注意: さらに、OneDriveの構成設定を正常に収集するには、SharePoint Onlineサービスとの間に認可された接続を確立する必要があります。テナントで使用する資格情報の指定を許可するには、テナントのLegacyAuthProtocols設定が有効化されている必要があります。テナントにこれを設定するには、Microsoft SharePoint Online Management Shellを使用して、次のコマンドを実行します。Microsoft SharePoint Online Management Shellがインストールされているいずれかのノードマシンで、この処理を実行する必要があります。
Set-ExecutionPolicy -Scope Process -ExecutionPolicy RemoteSigned
Import-Module -Name Microsoft.Online.SharePoint.PowerShell
Connect-SPOService -Url "[[full tenant name]]"
Set-SPOTenant -LegacyAuthProtocolsEnable $True
Disconnect-SPOService
Azureの情報を収集する場合は、さらに以下のソフトウェアが必要です。
注意: Windows PowerShell用Microsoft Azure Active Directoryモジュールは、ノードマシンでAzureユーザの多要素認証の属性を収集するために必要です。
Enterprise Reporterのサーバとノードには、次のサービスが必要です。
検出ターゲットでコレクション用に次のサービスを有効化する必要があります。
詳細については、リリースノートを参照してください。
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In this video, learn how to filter using values imported from an external file in Enterprise Reporter.
Listen as we explore OneDrive for Business security and monitoring plus what's available in the Office365 portal and PowerShell in this on-demand webcast.
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